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効率的な冷却

 

ミルクは人間が消費するものとして、最も大切な製品のひとつです。従って高品質であることが非常に重要ですが、ミルクの新鮮さを維持するには冷却が最も効果的で効率のよい方法の一つです。消費者のニーズに合った成分を持ったミルクを生産するということが酪農家に求められます。 

全ての化学工程は温度に影響されます。低温では工程が遅くなるので化学作用で製品が損なわれる速度は遅くなります。ミルクは全ての生物の命に必要ないくつもの栄養分を含んでいます。ミルクはまた微生物にとっても完全な繁殖媒体ですが、温度が4℃の環境では繁殖できないので、微生物によるミルクの劣化を避けることができます。正しく衛生的に搾乳したあと素早くミルクを3℃~4℃に冷やすことが微生物の成長と化学変化をおさえる最善の方法です。

初期の人類社会では雪と水が食料を冷やすのに使われました。その後気化による冷却理論が発達し長きに渡って実行されてきています。大昔のエジプト社会では細かい穴の空いた器から水を蒸発させ食料を冷やしていました。

今日の冷却装置には冷媒(食品冷却用)やアンモニア(非食品冷却用)が冷却媒体として使われています。将来はこれらの冷却媒体は環境への影響がより少ないものに代わるでしょう。

本冊子の目的は複雑ではあるが魅力のあるミルクの冷却工程を紹介することです。冷却の原則、冷却をする理由、ミルク冷却のいろいろな方法を勉強します。皆様の全ての質問にお答えするものではありませんが、より深い学習の入門書になれば幸いです。